松村さんに出会ったのは、もう随分と前のことになります。
彼に始めてお会いしたときは、まずその行動力に驚かされました。何と言っても決断が早い。そして、良くも悪くも、物怖じしない発言とその分析力には、頭のさがる思いです。
彼と出会ったちょうどその日、弊社では、東京から講師をお招きし、インターネット活用に関する小さなセミナーを行う予定でした。
このセミナーは夕方からでしたので、松村さんをお昼過ぎに弊社にお招きし、その講師と3人でいろんな話をさせていただきました。
そのとき、「ここワン」の話もさせていただいたのですが、私が持っていたこれまでのインターネット活用体験に対する彼の具体的で、分かりやすく、直球勝負的な発言が面白く、そのセミナーの最後に20分ほど、話していただくことを思いつきました。
何の準備もなく、突然の出来事であったにもかかわらず、松村さんは、それまで話していたセミナー内容を引き継ぎながら、手短に彼のテクニックやインターネット活用に対する考え方を話してくれました。
すると、あっという間に、聴衆を引き込み、それまで話していた講師を飲み込んでしまったのです。これには驚かされました。
「監修者まえがき」より
こんにちは、HCM Next Connect代表の松村です。
今回のテーマは「数字」です。
ただ、今回ご紹介するネット集客テクニックは「市場リサーチ」
私は、大学時代にスポーツ情報処理というゼミで、統計学を学び、実業団のバレーボール選手時代に、チームアナリストとして「現場で活かす統計データ活用」というものを実践してきました。
そして、ネット集客の分野においては、2012年から本格的にインターネット・リサーチに取り組み、そしてそのサービスをリサーチ会社として提供させていただいてきました。
今回は、このリサーチをネット集客にどのように活かしてきたのか!という実践録です。
顧客を動かす「統計データ」の舞台裏
本書は、「秘訣と墓穴シリーズ」のスピンアウト編として、私がこれまでに行ってきた、市場リサーチとネット集客というテーマに沿って、一般的な市場調査費用の10分の1以下の費用で、売上を3倍にした舞台裏をご紹介しています。
まず、「エコ、節電に関する意識調査」のデータを紹介しています。この章では掲載したリサーチデータと考察を参考に、太陽光発電事業者様なら、そのまま営業先の選定やプレゼン資料に反映していただく事ができ、また、実際に自社リサーチを実施する際の設問設計に役立てて頂けます。
特に、リサーチから明確になる潜在顧客の購買障壁を洗い出し、それをクリアするための業務提携先の見つけ方の章は、今後、あなたのビジネスにおいて、パートナーの獲得、そして顧客獲得におおいに貢献するでしょう。
次の事例では、「スキンケアに関する意識調査」のデータを掲載しています。
ここでは、日々実施している家庭で行うスキンケアの実態を知る事ができ、また、別の設問データからは一ヶ月あたりに費やすスキンケア予算を知る事ができます。
このデータをもとに、あなたが取り扱っているスキンケア商品の顧客ターゲットへのアプローチ方法やターゲッティングの方法を紹介させていただいています。
事例2更なる活用法の章では、セールスページの成約率を引き上げるリサーチデータの活用方法を掲載。
ネット集客やWEB通販において要とも言われるランディングページの成約率向上にお役立てください。
事例から学ぶ、ネット集客とリサーチ活用
本書では、2012年に実際に行った、インターネット・リサーチ・データを紹介し、それらのデータをどのように分析し、ホームページ活用やOFFラインでのプレゼンに役立てたのかを解説しています。
これまで、私はこのリサーチデータを使い、次のようなインターネット活用に応用してきました。そして、これらに関してその舞台裏とあなたのビジネスに置き換える際に必要となる「変換ポイント」を本書内でご紹介しています。(一部紹介)
- リサーチデータを使ったコンテンツSEO
- 顧客ターゲッティング
- 価格戦略
- セールスページの訴求効果を上げるデータ活用
- リサーチ・データを使ったホームページ制作依頼獲得
- 見込み客リストの獲得
- 見込み客の属性データ収集
OFFラインでは、リサーチデータからセールストーク・スクリプトを作成し、負け無しプレゼン術を確立しました。
そして、本書では私が起業したての頃、会社員時代の小遣い以下の金額で利用することが出来た、ちょっと信じがたいインターネット・リサーチ・システムも紹介させていただいています。
既に、このシステムはある理由から利用させていただいていないのですが、今回、運営元に著作物や特許物の利用許可をいただき、電子書籍としてリリースすることが出来ました。
高光産業 妹尾八郎氏監修
本書は、2011年から2015年5月までの間、私自身が会員として利用させていただいた、高光産業株式会社がビジネスモデル特許を持つ「ここワン」という市場調査ツールを使った、実践録とその舞台裏です。
執筆にあたり、同社社長である妹尾八郎氏の監修をいただき、まえがきまで書いていただきました。
既に、会員でない私が、過去のデータを引っ張りだし、利用することは非常にまれなことなのですが、氏のご好意のもと本書を完成させることができ、本当に嬉しく思います。
本書をお読みいただければ、たとえ、あなたがリサーチシステムを手にしていなくても、インターネット上に公開されているリサーチデータを使い、訴求力の高いセールスコピーを生み出すことができるようになるでしょう。
そして、もし、これまでセールスコピーを学び、WEBサイトのランディングページに統計データを掲載していたにもかかわらず、その効果が実感できないという体験があるようでしたら、本書の内容に沿って改善を加えれば、きっと、統計データの持つ「数字」の力を存分に発揮できるようになるでしょう。
目次・章立て
第1章:ここワンとの出会い、そして辞めた理由
監修者まえがき
プロローグ
ここワンとの出会い、そして急成長
私がここワンを辞めた理由
第2節:ここワン・リサーチ「事例の表と裏」
数字は人を動かす
事例1エコ、節電に関するインターネット調査
事例1の活用アイデア
第2章:リサーチデータを売上に直結させる
事例2:スキンケアサイトにリサーチ・データを載せ売上アップ
スキンケアに関するインターネット調査
事例2データの更なる活用法
事例3:大手と類似の調査を行い、リサーチ会社としての地位を築く
SNS利用に関するインターネット調査
質の高いコンサルティングを実現するために
あとがき
書籍情報
フォーマット:Amazon Kindle
監修:妹尾八郎
協力:高光産業株式会社
著者:松村工