ネット集客を本格的に始めた2003年頃、私は「SEO」という言葉が大っ嫌いでした。その理由は何の明確な基準もないまま、またその基準も提示しないまま、ビッグキーワードやスモールキーワードといった線引きをし、素人相手に全く検索されないようなキーワードでの上位表示を売り物にしている所謂「業者」が暗躍していたからです。
成果報酬型のSEOサービスを始め、多くのSEOサービスはその業者ができるSEOレベルによって価格は設定されており、それほどスキルのないSEO会社なら検索ヒット件数の数によってブッグキーワードと言ったり、Googleのキーワードツールから得られる検索ボリューム(検索回数指標)によってのみ判断するなど不確定要素が多い判別がほとんどです。
しかし、これらの判別は全て残念な結果に終わります。
なぜなら検索ヒット件数が多くてもSEOを行なっているライバルが少なければ、上位表示は簡単ですし、月間検索回数が少なくてもコンバージョン(顧客転換)率が高いキーワードでは、その上位表示難易度は高いケースが多く「ビッグキーワード」級のSEO施策を必要とされるケースは少なくありません。また、理由は様々ありますが、こういったキーワードでは検索ヒット件数が少ないものも多数存在します。
2012年に全日本SEO協会の公認コンサルタントに認定され、正式にSEO業界に参入するようになり、それまで自身が使っていたSEOキーワード難易度判定指標を改めて明文化しましたので、あなたのSEO対策指標として活用頂ければ幸いです。(最終更新日:2014.12.08)
ブログを使ったSEO対策
ブログを使ったSEO対策には無料ブログを使った施策と独自ドメインやオールドドメインを使いWordPressなどのブログシステムを導入し実施する方法があります。またSEOライティングの社内セミナーなども実施しており【読ませる文章術】【クリックさせる誘導文】と上位表示を目的とした【SEO文章】などあらゆるタイプのライティングを[…]
SEO対策 ホームページ作成
SEO対策、LPO(ランディングページ/到達ページ最適化)対策を重視したレスポンシブWebデザインでのホームページ作成サービス。世界で最も人気のワードプレスというブログシステムを導入しブログ感覚でホームページの管理更新ができるようになります。またSEO効果やSNSとの相乗効果を引き上げることが可能です。自由度の高いHTML形式[…]
SEOキーワード難易度判定
SEO業界で初めて対策を行なうキーワードのキーワードのSEO難易度を測定する指標を制定しその基準を公開しました。以前は専門サイトにて公開していたこの指標ですが、2013年9月のGoogleアップデートに伴い改訂し公式サイトにて改訂版を掲載しています。もし、成果報酬型のSEOを他社で検討されている場合でもこの指標を使い適切な費用を算出ください。また、このSEOキーワード判定を使[…]
SEOペナルティ復旧相談
自社サイトが検索上位から消えた! 検索結果3ページ以降に表示されているサイトは、ほぼアクセスされないと言われます。御社のホームページがもしSEO ペナルティを受けてしまい、1ページ目の上位から3ページ目以降の圏外に飛ばされてしまったようでしたら、一度お問い合わせください。特にリンク対策を行なってきた場合の対処法では、内部と外部のバランスを調整することでリンクパワーを適切に[…]
SEO対策は内部対策を重視することで、コンバージョン率も向上します。
これまでのSEO対策では、上位表示しても売上に繋がらないという残念な現象が多数存在していました。
検索上位表示を果たせば、本当に売上は上がるのか?
そんな疑問を抱えたまま上質なリンクを求めディレクトリ登録を行なったり有料の被リンクに月額課金を支払ってこられた方も少なくないのではないでしょうか。
検索エンジンの発祥は大学の図書閲覧システムからきていると言われ、参考文献として引用された図書ほど優良図書と評価する仕組みから生まれたこのリンクパワーが及ぼす検索上位への影響力は、度重なるアルゴリズムのアップデートでも変更されることはなく、上質なリンクと判断される基準を把握しているSEO会社は、リンクを掲載するだけでクライアント企業のホームページを上位表示させることがいとも簡単にできていました。
しかし、2012年春から始まったパンダアップデートとペンギンアップデートの顕著影響。この時期を境に、実績のあるSEO会社は声を揃えて「コンテンツが重要」「内部対策が重要」とアナウンスするようになりました。
中には、不適切なリンクを外すというサービスもあるくらいです。
しかし、不適切だと判断したリンクを外したところで検索順位が改善されることはなく、より強力なリンクを新たに掲載することで順位が回復する事例は後を絶ちませんでした。
また、より強力なリンクはより高額な月額料金が必要となるため、リンクに関しては一切手を加えず内部対策(コンテンツ)とのバランスを改善することで、検索順位を回復するという事例も私の方で獲得することができました。
これらの現象はGoogleのトップシークレットとしてベールに包まれており、時折SEO業者に対し警鐘を鳴らすようなアナウンスが流れることを冷静に観ていくとヒモ解くことができます。
遂に2013年9月のアップデートによって、それまでの検索ユーザーの行動データなどの蓄積なども加えられ、過去【単体キーワード=ビッグキーワード】という傾向が強かったSEOですが、検索ユーザーが単体ワードで検索した後の行動パターンなどから、単体ワードにおける複数の処理が行なわれるような傾向を見せるようになり、ますますSEO対策を行なう目的キーワードと、検索ページから自サイトへアクセスされ、ユーザーに次の行動を適切に起こさせるためのランディングページ最適化(LPO)の施策が重要となってきました。
そして、このことはホームページ運営をより複雑にしてしまう流れを余儀なくするのですが、実は次のように上位表示から得られる成果を制限することで、シンプルにSEO対策を実施することができ、アルゴリズム変動に左右されない10年以上効果を発揮してきている施策をこれまで通り行なうことができるようになります。
上位表示で得られるものは、2つしかない。
SEO対策、検索上位表示で得られるのは「売上」でも「アクセス」でもはありません。
上位表示から得られるもの
- 共感
- 露出
実はこの2つだけ。
共感というのは、インターネットユーザーが検索BOXに打ち込んだ言葉と同じ言葉が検索画面に並んでいることで、検索エンジンを信頼しそこに表示されたホームページを信頼します。専門的な言葉でいえば、NLPでいう「ミラーリング」「おうむ返しです」。営業の世界ではよく使われるテクニックですね。検索エンジンは、その打ち込まれたキーワードをおうむ返し的に該当するホームページを呼び出しています。
これがSEO対策の内部対策でいわれる、タイトルタグの最適化とディスクリプションの最適化です。
また、これが不十分でもページ内の本文や1行目の内容が、検索キーワードに近い場合は1行目の言葉が検索結果に表示されます。
タイトル、ディスクリプション、ページ内1行目のSEO対策
図1
図2
あるキーワードでの検索結果です。
検索結果、約 16,900,000 件ですが、キーワードレベルは中の低、結果は4位と5位です。図2にあるように図1の4位のページは、検索結果にソースコード47行目のH1タグの文章が掲載されています。5位は同ホームページのトップページですので、ドメインのみ表示され正しく、タイトルとディスクリプションが表示されています。
この違いを多くのSEO対策会社は「被リンク数の差」と「テキストリンクの違い」解釈するでしょうが、調べていただければ分かる通り、被リンクはほとんど獲得していません。
この2つのページに限っていえば、コンテンツ内のキーワード出現率の差になります。
さらにこれらの類似キーワードも含めてパンダ、ペンギンアップデートの後に1ページ目はもちろん3ページ目までに複数ランクインするようになりました。
また、公式ホームページだけではなく、無料ブログやSNSをつかったドミナントSEO対策(検索結果を自社コンテンツで独占するSEO対策)を行っていますので、俗にいう「人気キーワード」「稼げるキーワード」ではないSEO対策のライバルが少ないキーワードでページをほぼ独占している上に、検索エンジンが嫌うリンク対策をほとんどしていませんので、除外のしようがない状況を作り上げています。
ニッチキーワードSEOかBIGキーワードSEOか
ニッチキーワード(検索数が少ないキーワード)だと、SEO対策のライバルも少ないという利点があり、このようなSEO対策では、1ページ内に複数の関連コンテンツを表示させることもそれほど難しいものではありません。
そして、本文内のコンテンツ(文章)を作成する際に、SEO対策をあまり意識せずセールス効果の高い記事を書きやすいという更なるメリットが生まれます。
更に、これらのSEO対策内部対策の理屈と王道のテクニックを抑えることで、検索アルゴリズムの変動にマイナス影響を受けない上位表示対策が可能になり、繰り返しになりますが、セールス文章も盛り込むことができるようになるわけです。
これらの施策は、外部対策では行えないSEO対策でありますが、そのようなライバルが少なく成果に結びつくキーワードを見つけるスキルが必要であり、SEOが得意なライバルが参入してくることは避けられない問題となります。こういったケースに備えるためにSEOの学びを深めるか更に多くのニッチキーワードの発掘を続ける必要があります。
2011年まで、私もニッチキーワードからミドルレンジキーワードでのSEO対策を得意としていましたが、2011年後半からBIGキーワードでのSEO成果を複数手に入れたことから、キーワード難易度判定を使うことで、BIGキーワードでの利点を肌で感じることができ次のような利点を獲得できるBIGキーワードに関してのみ、コストと労力を費やしてでも獲得する価値があると言う見解を持つようになりました。
- メインキーワードからの派生キーワードによる上位表示が自然発生する
- 上位表示維持のための更新コンテンツへのコストと労力を抑えることがデキル
- ライバルの参入は頻繁だが、3位以上なら盤石
- ロングテールキーワードでの上位表示が、更に楽になる
- 故に、より複数の関連キーワードでの集客を可能にする
- (5)が増えることで、メインキーワードでの上位表示はより盤石となる
- これらを達成したホームページは【優良サイト】となり、他の小規模サイトへ優良なリンクを送ることも可能となる
これらの成果は、外部からの強力なリンクパワーを得ていないことを条件とします。