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SEOが不毛になるキーワードが増え始めている

 SEOが不毛になるキーワードが増え始めています。先日お問い合わせいただいた際に、またひとつ、別の原因で自然検索で上位表示を狙ったとしても、全く無駄になってしまうキーワードジャンルが明らかになりました。

今回のエントリーでは、そんなキーワードジャンルをご紹介するとともに、そのようなキーワードジャンルに含まれた場合の対処法をご紹介します。

上位表示対策が無駄なキーワードジャンル

 上位表示対策が無駄になり始めているキーワードというのは、すでに多くのキーワードで出現しており、新刊の中でもお伝えしている事ですが、特に「キーワード+地域名」といったローカルビジネスの上位表示対策(SEO)において近年ではますます上位表示を狙う事自体が不毛になり始めています。

その理由は、「マップ情報」の表示です。

 特に「キーワード+地域名」という検索は、モバイル環境下で行われることが多く、その検索結果にリスティング広告が3件、マップ情報が3件並べば、仮に自然検索で1位を取ったとしても、上から数えて7番目。画面をかなりスクロールしなければ、見てもらうことすらままならない状態になります。

この広告枠+マップ情報によるローカル検索時のSEOに関しては、既に数年前から無駄が多くなってきているという話が出ていますので、今回、詳細をお伝えすることは割愛します。

 今回、新たに明らかになったのは、「出張マッサージ+地域名」というキーワードです。

きっとこの「出張マッサージ+地域名」というキーワードを聞いて、多くの男性が「風俗系か?」と想像したことでしょう。しかし、最近は特に出張型のあん摩マッサージなどのサービスも増えており、このような出張型、あん摩や指圧系のサービスを提供するサイトが、「出張マッサージ+地域名」で上位表示を獲得しようとされています。

 このほか「エステ+地域名」に関しても、一部の地域では、同じような現象が起こってきています。その現象というのは、風俗系のマッサージやエステに検索結果の1ページ目を席巻されてしまうという異変です。

これは、急に風俗系サイトが力をつけてきたというわけではありません(元々風俗系はSEOに強い会社が多いのは事実)。Googleのアップデートを境に、検索1ページ目の表示内容が、美容系や疲労回復系のマッサージやエステから、風俗系のマッサージやエステに変化するために、これは、Googleの挙動によって起こったことだと判断しています。

 なぜ、このような異変が起こるのかというと、そのキーワードで検索するユーザーの多くが、美容系や疲労回復系のエステ及びマッサージ店ではなく、風俗系のお店を探す傾向に傾いた時、このような変動が起こります。

拙著の中には「腰痛を治したい」というテーマで、このことに触れてきましたが「腰痛を治したい」というキーワードは、腰痛で悩む一般の人の欲求でもありますが、腰痛専門の医師や整体師の欲求である場合もあります。しかし、実際にこのキーワードで検索するユーザーは「腰痛に悩む一般人」が多いため、腰痛改善に関する運動や整骨院などのサイトが上位に表示されます。

 これは、あくまでも仮説の域を脱しませんが(なぜなら、Googleのアルゴリズムはブラックボックスのため)、腰痛治療のスキルアップを望む人の多くが、このキーワードで検索し、現状3ページ目や5ページ目に表示される、腰痛治療の指南書や指南サイトを閲覧するようになれば、1ページ目の検索内容は、腰痛改善情報ではなく腰痛治療指南情報へと変化していくことでしょう。

これが何を物語っているのかというと、SEO施策をどれだけ行ったとしても、検索ユーザーの動向とマッチしていなければ、どれだけ対策を講じたとしても、上位には表示されないということです。

Googleの挙動でSEOが不毛になったら

 今回のケースでは、Googleが検索結果に変更を加える前までは、疲労回復系や美容系の「出張マッサージ」店のウェブサイトが1ページ目を占めていたそうです。その頃は、リスティング広告も少なく、マップ情報もなかったとご相談者はお話されていました。

数ヶ月前に、検索結果の1ページ目の6割以上が風俗系のウェブサイトに様変わりし、相談者のサイトは2ページ目にランクダウンしたそうです。その後、同業者でもある疲労回復系のマッサージ店の広告が増え、マップ情報は、表示されるケースと表示されないケースがあるとのことでした。

このご相談者は成果報酬ベースのSEOを複数のサイトで依頼していたとのことで、現在は成果が出ていないので支払い義務は発生していないようです。同じ成果報酬型SEOサービスの会社に依頼しても、それぞれのサイトで同様の結果しか得られないだろうと判断し、サイト毎にSEO会社を変えようと考えられ、ご相談にいらっしゃったようです。

 そこで、私の出した結論は、このキーワードでの上位表示は、前項の理由から不毛だとお答えしました。仮に以前のようにその該当キーワードで1位に返り咲けたとしても、風俗店の検索結果の中に紛れてしまうため、同様の風俗店だと勘違いされる懸念がありますので、このことも合わせると、そのキーワードでの上位表示は不毛でしかないと判断したわけです。

このように、上位表示対策で成果が出ていたとしても、ある日突然リスティング広告が増えたり、マップ情報が掲載されたり、検索ユーザーの動向から検索結果が一変するような事態になった場合は、私の場合は、速やかにそのキーワードでの上位表示をやめます。

そして、関連キーワード系で少量のアクセスを獲得するブログを増やしたり、同業者が攻めていないけれど、顧客対象が検索するようなキーワードでの上位表示を狙います。また、検索経由の顧客獲得というのは、あくまでも新規客の獲得です。そう考えれば、検索経由のトラフィック獲得に大きな変動が起こったのなら、リピート率の拡大に経営方針をシフトさせた方がビジネスは安定します。

その点、リピート率の向上にはFacebookやロングテールキーワードでのブログ記事追加は有効な手段だと言えるでしょう。

成果報酬型SEOでよくある「悲劇」

 今回のご相談者も口にしていましたが、成果報酬ベースのSEO会社が普段どんな施策を依頼サイトに施しているのかをヒヤリングしてみると「外部対策」と「内部をちょこちょこと修正しています」と回答されていると答えてくださいました。

これは、多くの方が勘違いされていることですが、内部対策は継続的に行うことではありません。

ウェブサイトのSEO内部施策は、基本的なことを(この基本を知らない人が大半ですが)ページをアップする際に行うだけで、同じページに対して2度、3度と手を加えることはほとんどありません。更に言えば、逆に手を加えてはいけません。頻繁に手を加えるなんてもってのほかです。

 一度公開したページに手を加えるケースというのは、新たに関連する記事をアップした際に、WordPressなどを使っていたとしても、自動でリンクが結べないようなケースに手を加える程度です。特に過去書いた記事が最新の傾向などで変更になった場合、過去記事に修正を入れ「最新の動向はこちら」的な記事で、動向の変化を最新の記事にて知らせるようにするとページビュー数も増え、また適切な情報をユーザーに伝える取り組みとして、閲覧者にも気に入られることでしょう。

このような、過去記事との関連性を自動的に紐つけたい場合は、WordPressの「タグ機能」などで、関連記事を呼び出せるようにしておけば、そのような手作業は減らすことができます。

 そして、このご相談者が依頼している成果報酬ベースのSEOサービスでは、外部リンク対策を行っているとお話されていましたが、外部リンク対策を行うSEO会社(成果報酬ベース以外でも)にSEOを依頼する場合は、そのリンク元を常に照会していただくようにしてください。

そのリンク元は必ずチェックし、関連性のなさそうなサイトやほとんどアクセスがないようなページからのリンクは警戒しておく必要があります。そのようなリンク先をすべて拒否してくださいとまでは言いませんが、結局すのゴミ リンクが積もり積もってGoogleに嫌われるケースもあります。

 最後に、成果報酬ベースのSEOを依頼する場合は、成果が極端に悪くなった場合の補填をどうするのかを必ず契約前に確認しておきましょう。

これは、今回のご相談者に限ったことではありませんが、成果報酬ベースのSEO(拙著でも昔からお話ししていますが)は、依頼サイトを実験台として施策を試しているケースも少なくありません。そして、Googleのアップデートや変動によって、検索圏外に飛ばされた場合、ドメインを捨て新しくドメインを取得してホームページを作り直さなければならなくなってしまいます。

このような事態になった場合、検索圏外に飛ばされてから復旧するまでの収益や復旧に必要な費用は誰が補填するのでしょうか。現在、その補填はサイトオーナー様が負担されています。成果報酬ベースのサービスで、マイナス影響が出た場合までを保証するSEOサービスなんて率いたことがありません。

「成果が上がった時だけ請求するのだから、マイナス影響が出たことまでは知らない」というのはあまりにも無責任なのではないでしょうか。基本的にSEOサービス、検索上位表示対策サービスに関して、成果を保証するということはできません。なぜなら、それは検索順位を決定づけるアルゴリズムはブラックボックスだからです。

そこに来て、成果が上がった場合だけ料金が発生する、成果が上がらなければ請求しない。成果が落ちた場合も保証などは一切しないという条件になっているということを踏まえ、SEOは外注に依頼すべきなのです。

 文中でもお伝えしていますが、SEO施策や設定は定期的に行うことではありません。基本を身につければどなただってできることです。更に「検索ユーザーに好まれる情報発信をすること」もSEO「検索エンジン最適化」施策に含まれます。新しい情報をむやみに発信しても、検索ユーザーに好まれない情報なら、それは「ゴミ」です。Googleはゴミページを嫌います。よって、検索者が好む情報を発信して入れば、更新頻度を上げる必要もないわけです。

 SEOサポートではなく、トラフィックを伸ばし続けるためのサポートや獲得したトラフィックをどう顧客獲得につなげるのか、また、顧客のリピートを引き起こすためにどのようなホームページ運用が自社にとって適切なのかを定期的にアドバイスをいただくというサポートは価値あるサポートかと思います。

しかし、SEOに関する継続的なサポートほど、ビジネスにおいて見落としている箇所があまりにも多いのではないでしょうか。

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