SEOにおけるトップページの役割

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SEOにおけるトップページの役割

先日「松村さんのニュースレターを一言で言うと何ですか?」と言う質問をいただきました。この「一言で言うと」と言うのは、いろんなシーンで重要なのですが、私がやっているビジネスは、ちょっとシンプルではないと言う難点があります。

と言うのも、「出版を通じてウェブの活用効率が上がる」と言われてもピンとこない人が多いですし、「出版を営業ツールに」なんて、ますますちんぷんかんぷんに感じる人の方が多いわけです。

 そういった意味でも、私が2016年に大失敗したのは、SEOの相談に対して「出版するのが一番早いですよ!」と回答してきたことです(笑)

まぁ、事実、私自身がそう感じていて出版物をリリースしているのですが(汗)最近ではさすがにそんな一足飛びな回答を出すようなこともなくなりました。

と言うことで、私のニュースレターを一言で言うと…

「集客とセールスが、もっと楽になる」ニュースレターと表現しています。

別にweb活用だけの話ではないので「web」と言う言葉もつけていませんし、「対面営業」とか「電話セールス」なんて言葉もつけていません。

私の経験から、webセールスも対面セールスも、そして電話セールスも「手段」と「シーン」が変わるだけで、本質的には同じなんです。

対面の時もウェブを使いますし、電話の際にもウェブは使います。webセールスには立ち会いませんので、ウェブが勝手にセールスするような仕掛けを「セールスに使うコンテンツ」には盛り込んでいると言うわけです。

と言うことで、本日の本題です。

ウェブサイトにおけるトップページの役割

ウェブサイトのトップページは書籍で言うところの「まえがき」と「目次」に当たる部分だと考えています。HTML的な構造から行くと、ページタイトルは「書籍のタイトル」に相当してディスクリプションは書籍の帯文や書店などで見られる「ポップ」に相当すると考えています。

 先日、小規模サイトのSEO相談があったのですが、すでにこのサイトには20万円ほどの制作費をかけられていたそうで、あまりこれ以上のお金をかけたくないとのことでした。

はっきり言いますが、金額の大小でウェブサイトの成果が決まるわけではありません。ただ、そのウェブサイトからどのくらいの収益を望んでいるのかと言うことと、投資金額&投資労力は比例すると考えていた方が良いでしょう。

昔から「金がないなら知恵を出せ、知恵がないなら汗をかけ」って言われますしね。

ただ、今のご時世、お金を出したから結果が出ると言うものでもなく、お金は賢く使わなければならないので、知恵とお金はセットと考えた方がいいでしょうね。

10ページくらいのウェブサイトで3ヶ月も経って結果が出ていないのなら、全面リニューアルが手っ取り早く、そしてコストも低く抑えられます。

別の相談なのですが「ホームページを100万くらいで作りたいんだけど、どんな仕様になって、どんな運営をしたらいいですか?」と相談があったので、それだけ予算があるのでしたら、ランディングページを1枚作ってリスティング広告のテストに投資した後、その成果を見てサイト構築に励んだ方が良いですよ、とアドバイスしました。

先の例の10ページ程度の小規模サイトでSEOのご相談をくださった人は、全面リニューアルだと、10数万円かかっちゃいますので、「トップページだけ改修するとどうなりますか?」と新たに質問をいただきました。

トップページだけを改修して成果向上は望めるのか

答えは…

「何も変わりません…」

もちろん、多少メタタグなどをいじればアクセス数や検索結果などに影響を与えるかもしれませんが、その下層にあるページの質がコンバージョンに向かっていなければ、ただ単にアクセス解析上の数字に影響が出るだけで、経営には何のインパクトも与えないでしょう。

更に言えば、リスティング広告を使ったり、対面営業や電話問い合わせの際にウェブサイトを使いながらと言う運用方法にも幅が出なくなりますので、結果、「Googleくんのさじ加減」に集客とセールスを委ねることとなってしまいます。

ウェブ制作会社というのは、もっぱら「依頼内容に沿って」ホームページを作成する会社がほとんどで、タイプ別の運用方法などをヒアリングから導き出し提案するということはまずできないと考えておいた方が良いでしょう。

多少上級の制作会社だったとしても、キーワードプランナーなどからSEO用のキーワードを抽出したり、最低限のSEOを施して納品するくらいで「運用上の注意点」にまで目も向けている制作会社に出会ったことがありません。

未だにメニューバーに目次リンクを差し込むだけで、そのメニューバーから閲覧者が移動するなんてことを考えている制作会社もいるくらいなので驚きです。

書籍の中でもお話はしていますが、SEOはあくまでもウェブマナーであって、経営戦略ではありません。SEOを施したからといって経営にインパクトを得られると考えるのは、あざとい対策が功を奏していた過去の話です

マナーを身につけるためにも投資は必要ですが、それと経営成果を手にするのは別物だと心得た方が無難だと私は考えています。

それを証拠にと言いますか、マナーを身につけたサイトは3年、5年と放置していても安定したアクセスとお問い合わせを運んでくるものなのです。