広告ブロックアプリが心配?

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広告ブロックアプリ

広告ブロックアプリが登場して久しいですが、遂にAppleがiOS9で、その性能を強化してきました。

ザックリとこの広告部ロッカーの機能をご紹介すると、スマートフォンで検索したり、WEBブライジング(サイト閲覧)などをしている際に表示される広告を非表示にすると言った機能です。

インターネット上にある、様々なWEBサイトやブログには広告が表示されていますよね。中には、スマホ画面の下の方にへばりついていてチカチカするような広告も少なくありません。

こう言った広告をブロックするアプリなのですが、あるWEB広告代理店さんの調査では、この広告ブロックアプリの影響はGoogleアナリティクスにも影響を与えると言うことなんです。

でぶててさんの調査報告⇒でぶててのWEB録

ネット集客を行なう上で、Google AdWordsなどのリスティング広告やさまざまなWEBサイトに広告を出稿することができるバナー広告はとても魅力です。

そのため、この広告ブロックアプリの登場がネット集客の成果に大打撃を与えるのではないかという話も出てきています。

一部米国のニュースですが、広告ブロックソフト開発の企業に対して大手広告代理店が訴訟を起こすとか起こさないとかといった報道まであります。

広告ブロックアプリはネット集客に打撃を与えるのか

結論から申し上げます。

心配無用です。

既に、9月25日付けでFacebookに投稿させていただきましたが、広告ブロックアプリの普及が急速に進もうとも、恐るるに足りません。

広告ブロックアプリ普及のお陰でSEO会社は大喜び?

WEB業界は今も昔も「人の痛みは蜜の味」と言わんばかりにSEO会社はリスティング広告代理店を、リスティング広告代理店会社はSEO業者を叩く風潮が根付いていますが、ここ数年のGoogleアルゴリズム変動をキッカケに、SEO会社の方が劣勢でしたので、あまりこう言った見にくい言い争いは見なくなりました。

今回の広告ブロックアプリの影響は、リスティング広告代理店やリスティング広告を出稿している企業に関しては「脅威」となりうる存在ですが、今ひとつ汚名を返上し切れていないSEO業者は、このニュースをどう展開していいのか手探りをしている状態のようです。

だからと言って「これからはSEOネット集客に力を入れよう!」なんてお粗末な話をするつもりはありません。

なぜ、最近システム系分析屋のサービスが増えているのか

最近、ここ数ヶ月特に「システム系分析屋さん」のサービスが登場しているとは感じませんか?

私のネット属性がそのようにカテゴライズされて始めているので、見かける機会が増えたとも云えるのですが、新しくリリースされたWEB解析システムで「使いたいな」「使ってみたいな!」と思わせてくれるサービスは皆無です。

実はこの「システム系分析屋」のサービスは、その根底に「SEO」があります。SEOをWEBマナーだと言っている私の立場的に、このこと自体を批判するのは、誤解を招くおそれがあるのですが、この言葉の意味は「検索エンジン最適化」と言うよりも「上位表示対策」「検索エンジンシステム攻略」と云った意味で使われることがほとんどですので、私はこのことに関して否定的な立場を取っています。

その理由は「システム依存」「システム攻略」といった近視眼的な発想でコンテンツを作成し情報発信を行なったり、顧客の行動を分析しようとするため、かえって「貧相」なマーケティング・アイデアしか生まなくなってしまうからです。

また、今回のような広告ブロックアプリ(システム系サービス)が登場すると、そこから得られるデータの信憑性がガタ落ちしてしまい、マーケティング活動の「軸」を失いかねない状況に陥ってしまいます。

これは、Yahoo!検索のSSL化でも同じような現象を起こしましたよね。

WEBシステムの裏側

すべてのWEB解析システムとは断定できませんが、多くのWEBシステムはGoogleやYahoo!のAPIなど、既に存在している検索エンジン大手のプログラムが発するシグナルを加工したシステムに過ぎません。

Googleのシステムに影響が出れば、そこに連動して打撃を受けます。

言い換えれば、わざわざ国内民間会社のシステムを導入しなくてもGoogleの解析システムの設定に詳しくなれば、同じようなデータを見ることは可能なのです。(どちらを選択するかは、コスト(時間、スキル、費用)比較が必要ですが)

私も海外のWEB解析ツールを使ってはいますが、無謀にも独自のサイト内解析ツールを作りたいと思い立ちシステム屋さんに相談したのですが、数千万円は必要になるとの回答を得ました。

それと同時に、ここのデータを連携させるのには、それだけの費用が必要ですが、個別に収集するだけなら、既に提供されているAPIから加工すれば良いので…との回答を頂きました。

これとは別に、最近なぜか人気のWEB解析システムがあるのですが、このシステムに表示される数字とGoogleが返す数字に、莫大な差があることに驚きます。他社のWEBサイトを解析できるソフトなので、ライバル対策が大好きな企業には人気のようですが、数字はまったく役に立ちません。

棒グラフなどは視覚化されて分かりやすいのではありますが、そもそも、グラフの根拠となっている数字に信憑性がなければ、視覚的に間違ったデータを印象づけてしまいますので、使い方は慎重にならな駆ればなりません。

今回の広告ブロックアプリもシステム系の話題に過ぎません。

特にGoogle系のシステム会社や広告代理店は、この広告ブロックアプリに対して、Google自体が何かしらの対策を打つことを願っているようです。(まったくの依存体質とも云える)

Googleが今後、直接的な対策を打たなかったとしても、実は既にGoogleはいくつもの対策を打っています。(Gmailへの広告だったりYouTubeの普及活動もそのひとつ)

では、今回の広告ブロックアプリに関しておさらいから

人気の広告ブロックアプリCrystal

現在、人気の広告ブロックアプリといえば「Crystal」でしょう。

人気の広告ブロックアプリ

有料の(120円)広告ブロックアプリですが、設定は簡単。

iPhoneの【設定】から【Safari】に進んで、アプリ追加後に表示される【コンテンツ・ブロッカー】を選択。そこに表示される【Crystal】をオンにすれば、広告は非表示になります。

このアプリを使えば、Googleの検索結果からすら、広告を非表示に出来ます。

広告ブロックアプリの影響

上画像は、左側が、広告ブロックアプリ「Crystal」の設定をONにして、Google検索を行なったもの、右側は広告ブロックアプリをオフにし同じキーワードで検索を行なったときのキャプチャです。

スマホの検索結果から広告が削除されれば、そのキーワードで上位表示している3件(場合によっては2件?)の自然検索結果がスクロールなしに表示されます。

このことだけを引っ張りだせば「広告ブロックアプリ対策にはSEOだ!」と短絡的な考えになります

しかし、同じく広告ブロックアプリの設定をオンにしたまま、Safariを使ってYahoo!で検索してみると…

広告ブロックアプリ、Yahoo!には影響なし?

Yahoo!の検索結果では、広告が表示されます。

因に、Yahoo!のトップページ内広告は表示されます。これは準広告なのかどうかと言った広告の種類にも影響するようです。

この他、アドセンス系の広告はサイト閲覧時には非表示になりますが、アフィリエイト広告などは表示されます。

広告ブロックアプリ対策はAdWordsを止めるだけでOK?

こうやって見ていくと、広告ブロックアプリ(今回は「Crystal」だけですが)対策としては、WEB広告に関してはAdWords関連は非表示になりますが、Yahoo!広告は影響を受けませんし、アフィリエイト広告も影響を受けませんので、GoogleのAdWordsだけを中止すれば大丈夫なのか?と感じてしまいますよね。

しかし、この設定が出来るのはiPhone内にダウンロードしているブラウザの中でも「Safari」だけ。

iPhone用のChromeには影響を及ぼしません。

もちろん、Facebookアプリ内にも影響は及ぼしません。

Facebookのオーディエンスネットワーク広告が影響するかどうかの調査は、専門の調査業者にお譲りします。

今後どうなる?広告ブロックアプリとネット集客

おそらく、今後広告ブロックアプリを各WEBブラウザー毎にリリースされたところで、すべてのスマホ用ブラウザーで広告ブロックアプリを稼働させるユーザーがいるとは考えられません。

特に有料アプリまで購入して、広告ブロックアプリを使用するユーザーが、広告をクリックして商品やサービスを買うのか?と云う点に疑問が残ります。

広告なのか、自然検索結果なのか見分けがつかないスマホITリテラシーの低い層を顧客対象にしているサービスや商品に関しては、広告ブロックアプリの影響は大きいと言えるでしょう。

しかし、このような顧客層が自発的に広告ブロックアプリを導入するとも考えられません。

万が一、そのような顧客層に対して、御節介な身内がアプリを導入したり、スマホメーカーが強制的に広告ブロックアプリを組み込んだとしても、このようなスマホITリテラシーの低い層に対してスマホ広告がこれまでも有効だったかどうかということに、私は疑問を持ちます。

このような見解から、WEB広告の効果率は広告ブロックアプリによって向上するのではないかと云うのが、私の見解です。

しかし、この見解を無謀だと云う方も少なくないでしょう。

広告ブロックアプリ対策にはこれだ!

広告ブロックアプリが今後急速に広まるかどうか、これに対してGoogleが新たな施策を投じてくるか、はたまた裁判沙汰になって、広告ブロックアプリ自体が消えたり、それが機能しなくなったりするかは予測できません。

しかし、まさしく…

「そんなの関係ねぇ〜」
(「はい!オッパッピー」)

そもそも、現在浸透している多くのリスティング広告戦略自体が非常に非効率なやり方しか行なわれていないため、WEB広告依存のネット集客自体が次のような状況になっています。

広告代理店メリット>>>広告主メリット

詳しくは既にリリースしている「小さなサイトの儲かる秘訣、大きなサイトが掘る墓穴」内でご紹介しているノウハウに従えば、今後広告ブロックアプリがどのようになろうと、今後、システム解析サービスにどんな新たなサービスがリリースされようと、まったくの別次元でネット集客の成果を向上させることが出来ます。

FLDサイクル

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