キーワード出現率のホント

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キーワード出現率という言葉は、SEOに興味がある方なら多くの方がご存知のことだと思います。

今回の記事では「キーワード出現率のホント」に関して、次のような流れでご紹介します。

人は自分が伝えたいことを必要なだけ繰り返す

昨日、文章を書くコツという記事を書きましたが、下図がその記事のキーワード出現率を解析した結果です。(てにをはなどキーワードになり得ないテキストは削除しています)

キーワード出現率
(使用ツール:住太陽氏サイト内、キーワード出現頻度解析ツール:
https://www.searchengineoptimization.jp/keyword-density-analyzer

キーワード出現率に関して、SEOの要素として重要と見ている業界人とそれほど重要でないと言うコンサルタントと両方いますが、私はキーワード出現率は重要だという見解を持っています。

なぜなら、ある米国の統計に「人は自分が伝えたいことを必要なだけ繰り返す」という統計データがあり、神田昌典氏の『[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める』という著書でその割合は「4〜11%」と紹介されていました。

このことから、私は過去「成功しているセールスページ」のキーワード出現率を調べたことがあるのですが、やはりそう言った「訴求」に成功しているセールスページでも重要なキーワードは顕著に繰り返されていました。

上の図を見ると、先日の記事で最も繰り返されていた単語は「記事」となり、キーワード出現率は1.85%と先述した「4〜11%」には該当しません。

そうなんです。

私はキーワード出現率は重要だと考えていますが、その割合や数字までは細かく意識していません。

最も伝えたい、キーワードが最も顕著に繰り返されていて、そうでない文言はそれ相応にだけ繰り返されていないというのが、適切なキーワード出現率だと考えているのです。

コンテンツSEOを適切に行なうための4大要素

コンテンツSEOを行なう際には、このキーワード出現率に加え、コンテンツのタイトルやページのディスクリプション(説明文)、見出しタグなどの要素も大きく関わり、検索エンジンにコンテンツの内容を伝えます。

そう言った意味でも、先日の記事は、タイトルは「文章」(キーワード出現頻度は、0.13%差で2位)「書く(7位)」「コツ(4位)」「記事(1位)」が含まれており、7位と若干弱い「書く」は2回使われています。

ディスクリプションはと言うと、2位の「文章」から始まり3回繰り返されており、スマホ検索で表示される57文字以内に1回、Googleの検索結果に表示される117文字内に3回。Bingの107文字以内にも3回と奇麗に収まっています。

「記事」という文言も同様に3回繰り返されています。この記事内の「サイト内タイトル」にある「コツ」は2回。厳密に言うと、「文章」と「記事」という語句が最も多い3回繰り返されているので、競合し合いあまり良くないディスクリプションとも言えますが、仮にこの記事が「文章を書くコツ」「記事を書くコツ」というキーワードでの上位表示を狙っている記事だと仮定すれば、その競合度合いによっては、どちらも結果を出せないことでしょう。

全てのブログ記事でキーワード出現率は重要か?

念のため、このキーワードをキーワードプランナーでその広告的価値を調べましたが、狙って上位表示させるほどの広告価値は感じられない数字でした。

20150725

キーワードの質としても、何かしらの売上に繋がるようなキーワードでないこと明白です。

「セールス文章の反応率を上げるコツ」ならお金を出してでも欲しい人はいるかもしれませんが、「文章を書くコツ」や「記事を書くコツ」では、具体性も欠けるため、訴求力のある文章は「コツ」を知っていることをひけらかすように感じるようになるでしょう。

そう言った意味でも、きっと私の脳裏には「コツを伝えたい」という心理はあっても、「この『コツ』に惹かれて、何か買ってくれ!」という心理は働いていなかったと、この数字からも判断できます。

きっと、「セールス文章の反応率を上げるコツ」という教材を売るセールスページを作っていたのなら、「セールス文章」「反応率」というフレーズのキーワード出現率は、それ以外のキーワード出現率と2倍近い開きがあるような訴求力の強い、伝達力の強い文章になっていることでしょう。

余談ですが、2015年に作ったセールスページの中でコンバージョン率22.2%という記録を出したものは、キーワード出現率TOPのワードは3%を超えており、2位のフレーズは1%前半という顕著な開きがありました。

Googleは、検索ユーザーに対し、有益な情報を仲介することを主な目的としています。

有益な情報とは、その方にとって「影響を受ける」情報。すなわち「伝わる情報」と言えます。このことを抑えると、Googleがこのコミュニケーション心理学の統計データを知らないとは考えられません。

コミュニケーションスキルとSEOスキルの共通点

現に、話し方講座などでも、冒頭で重要なことを言うというテクニックが教えられますが、この教えはページ・タイトルの書き出しやディスクリプションの書き出し、本文の書き出しといったSEO施策に繁栄されています。

私はあまりやりませんが、この他にも、これから話す内容を搔い摘んで、予め話すという話し方テクニックがありますが、これをWebコンテンツに応用したのが、記事冒頭の各パーツに飛ぶ「目次」です。

この記事の冒頭にありましたよね。

このくだりを書くためにやってみました。

SEOを何かしらの検索キーワードでランキング1位を取るための特別な施策だと考えている方が少なくありませんが、SEOで指摘されている項目だったり、取り入れられている施策の多くはこう言ったコミュニケーション心理学に基づいていることが多いというのも事実です。

逆を言えば、SEOに詳しいなら、コミュニケーション能力向上に活かすこともできると言えますし、コミュニケーション能力に長けているのなら、それをWebコンテンツに応用しSEOスキルを向上させることもできるということなのです。

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堺ブレイザーズ(旧新日本製鐵バレーボールチーム)を引退後、様々な職業経験を積んだのち2010年に起業。ネット集客サポートのほか、ホームページの自社作成&自社運営の指導(企業内WEB対策チームの養成)を行う。この公式ブログでは、WEB活用だけでなくマネジメントや働き方改革、選挙と政治など様々なジャンルの情報発信を行っている。2018年9月から自ら働き方改革を始め、派遣の港湾労働者として現場の働き方改革の体験を始めている。 10数冊の著書があり、自らも出版事業を始め"WEBと出版をつなぐ新たなカタチ"を導入したコンテンツ・マーケティングを提供している。