リスティング広告のABテスト結果報告

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リスティング広告 ABテスト

リスティング広告のABテスト結果を公開します。

おしらく、こんなリスティング広告のABテストデータを公開している記事なんて言うのは、そんなに見かけないのではないでしょうか。

「リスティング広告にはABテストが重要」と言われますが、なぜかその「重要」と言われることに関して、インターネット上に情報がない…このことに矛盾と言うか「何か」を感じたことはありませんか?

私が実際に直近で使用したリスティング広告のABテストを公開することは、もしかすると利益損失に繋がる可能性があります。

では、なぜ、そんなリスクを冒してまで「たかがブログ」で記事を書いているのか…

そんな疑問を感じる読者の方が居るかもしれません。

その真意に関しては、本記事末でお伝えしますが、まずは、このリスティング広告のABテストデータを参考に、あなたのリスティング広告の費用対効果を上げるヒントを見つけていただけると幸いです。

リスティング広告のクリック率『及第点』は?

私がリスティング広告のキャンペーンを継続的に実施し、リスティング広告のABテスト、そしてランディングページのABテストを行なうのは正直数年ぶりです。

これまで、SEOだけでキャンペーンを成立させてきましたので、リスティング広告に関しては若干のテスト(詳細は拙著「SEO/PPC」をご覧ください)を行なうのみだったので、「最近のクリック率(CTR)は、どのくらいが及第点なんだろう」という疑問をもちながら「2〜3%くらいは欲しいな」程度に考えていました。

結果、キャンペーン自体のCTR(クリックスルーレート:クリック率)は、【0.33%】(汗)コンバージョン率は【1.77%】(激汗)

100人の顧客を獲得しようと思ったら5,650回クリックされないとならない計算です。

このキャンペーンの平均クリック単価が229円でしたので、5650クリックx229円=1,293,850円

約130万円の広告費用が必要になる計算です。

コンバージョンレートは、12,930円。まったくダメダメな広告キャンペーンだったわけです。

更に、冒頭の通り、この広告は「無料キャンペーン」の広告。従って、この広告から利益は発生しません。

バックエンドとリピートでどういう収益体勢を整えるかにもよりますが、更なる改善が必要だと言うことにかわりはありません。

リスティング広告のABテストで「決して求めてはいけないこと」とは

リスティング広告のABテストで『決して求めては行けないこと』をあなたはご存知でしょうか。

それは、集客数や収益です。

ですから、私は今回のリスティング広告ABテストで集客数はあてにしていませんでした。ですからコンバージョン測定の設定はしましたが、それはあくまでも「データ収集のため」であり、費用対効果を測定するためのものではありませんでした。

そのため、広告予算も上記の約2%、25,000円ほどしかかけていません。

私がリスティング広告のABテストで求めた成果というのは、より良い成績を上げる「広告文面を見つけること」でした。

どっちの広告が成績が良かったと思いますか?

リスティング広告 ABテスト

もう見当はつきましたか?

結果は次の通りです。

リスティング広告ABテスト結果

広告Aの方が広告BよりもCTRで0.12%良かったという結果が出ました。コンバージョンに関しては、広告Bでのコンバージョンはありませんでしたので、セールスページとの相性も広告Aの方が良かったと考えられます。

広告ABトータルでのデータでは、コンバージョン単価は12,930円でしたが、広告Aだけを見ると、CTR:0.38%で、CVRが2.89%ですので、7,790円まで引き下がります。

100人の顧客を集めるためには3,460クリック必要ですので、クリック単価が同じだったと仮定すれば、「3460×229=792,340円」となり、1人当りの顧客獲得単価も7,923円になり、まだまだ改善の余地はあるでしょうが、先程よりも3,000円ほど抑えることが出来るようになりました。

リスティング広告のABテストはいつまでやるべきか

ここで問題になってくるのが、リスティング広告のABテストをどこまでやるか…という問題です。

リスティング広告の場合は、広告文面の他にも「キーワード」が関係してきますし、キーワードが変われば同じ広告でもクリック単価が変わる。

そうなれば…!

今回のリスティング広告ABテストの中には、クリック率が2%を超えるものから9%を超えるものまでありました。

CVR(コンバージョン率)は、リスティング広告だけでは測れず、セールスページの精度もありますので、ここでは考えないようにしています。そしてリスティング広告には(1)見出し文(2)2行目(3)3行目(4)表示URLの4ヶ所を変更できます。

(4)の表示URLがCTRに影響する可能性は他の3つに比べ少ないと思いますし、表示URLの変更は、セールスページのURLをそのまま掲載するか、それともドメインだけにするかのどちらか。はたまた別ドメインを取得して…となり、普段運営しているサイトと別ドメインでセールスページを作る場合、SEOとリスティング広告を併用する戦略では、採用し難い選択肢になります。

そこで、リスティング広告のABテストの実施期間を私の場合ですが「広告文面3ヶ所をテストし終わるまで」としています。

もちろん、この広告文面のテストも各パートで10種類くらいずつ準備しています。なぜかというと、目標CTRを達成できるようになるまで行なうからです。

今回の目標CTRは3%以上。

でも、もし、いつまでも目標CTRに届かなかったら…

そこで、あなたにもお伝えしておきたいのが、先日GoogleAdWordsの担当者と話した、リスティング広告のCTR及第点です。

リスティング広告のCTR及第点は?

先日、私は別件でGoogleAdWordsの担当者に電話しました。

その中の会話で、私がこれまでに行なったリスティング広告のテスト結果に満足していない節を伝えていると、担当者は次のようなことを口にしました。

「お客様のCTRは、約0.4%ですので、及第点というより、やや良い方だと…」

「何…?」

CTR:0.4%で「やや良い?…」

広告のABテストトータル指数は0.33%ですが、広告Aだけを見れば0.38%、キーワードを絞れば2〜9%以上のものもある。

GoogleAdWords担当者からリスティング広告の平均CTRを聞くだけでもひとつの安心材料になる。私が数年前にやっていた頃とはかなり下がったような気もするが、リスティング広告のCTR及第点がわかれば、ソーシャルメデイア広告のCTRとの比較にも使える。

リスティング広告のCTR及第点を超えているとなれば、ABテストのサンプル数としても充分な母数が取れていると判断しても、それほど偏ったデータにもなり得ない。

ということは、リスティング広告のABテスト期間、及びテスト予算も妥当だったことになる。

後は同じサイクルで文面テストをし、最高のCTRをたたき出した広告文面でセールスページのABテストをやればいいだけだ。

GoogleAdWords担当者とのこぼれ話

今回ご紹介した、リスティング広告ABテストの結果報告から、何かヒントを見つけることは出来たでしょうか。

ひき続き、可能な限りこう言った情報はシェアしていきたいと考えています。

そして、今回GoogleAdWords担当者と話している時に、彼女はこんなことを言っていました。

「Googleは検索結果に表示される11ヶ所の広告枠をすべて使うわけではありません」

続けて

「広告よりも、自然検索の方がクリックされやすいキーワードに関しては、広告数を減らすことがあります」と…

これは、数年前に立てた「キーワード調査指標」を一部否定せざるを得ない事実。

現在無料配布中のホームページSEOに関する著書(下記バナーから無料ダウンロード可能)『小さなサイトの儲かる秘訣、大きなサイトが掘る墓穴』でもお伝えしていますが、GoogleAdWordsのキーワードプランナーで表示されるキーワードの価値は、あくまでも『広告的な価値』でしかないということを裏付けることになり、キーワードの広告的価値と、自然検索上位表示価値は異なるということになります。

そのためにもやはり、リスティング広告を使いながら、そういったキーワードを見つけていく必要があるということです。その方法に関しては拙著「SEO/PPC」で既に紹介済みですが、前回のキャンペーン読者から販売延期の要望が多く、次回キャンペーンを今のところ見送っているところです。

初回キャンペーン読者の方に、納得とご満足頂けるサポートを実施させていただき、その後、あなたにも手に取っていただけるように致しますので、まずはその土台となる『小さなサイトの儲かる秘訣、大きなサイトが掘る墓穴』から、あなたのホームページを盤石の体勢に整えておいてください。

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堺ブレイザーズ(旧新日本製鐵バレーボールチーム)を引退後、様々な職業経験を積んだのち2010年に起業。ネット集客サポートのほか、ホームページの自社作成&自社運営の指導(企業内WEB対策チームの養成)を行う。この公式ブログでは、WEB活用だけでなくマネジメントや働き方改革、選挙と政治など様々なジャンルの情報発信を行っている。2018年9月から自ら働き方改革を始め、派遣の港湾労働者として現場の働き方改革の体験を始めている。 10数冊の著書があり、自らも出版事業を始め"WEBと出版をつなぐ新たなカタチ"を導入したコンテンツ・マーケティングを提供している。