モバイルフレンドリー実施時のポイント

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レスポンシブWebデザインとモバイルフレンドリー

ここでは、モバイルフレンドリーに低コストで対応すべくレスポンシブWebデザインを取り入れる方法をご紹介し、更にモバイルユーザーの特性を考慮したユーザビリティなどに関して、解説いたします。

モバイルフレンドリーに関しては、過去の2記事を参照してください。

モバイルフレンドリー低コスト実現の秘訣

モバイルフレンドリーを低コストで実現する秘訣としては、次のポイントを押さえることが重要です。

  1. レスポンシブWebデザインを採用する
  2. モバイルファーストな視点のもとコンテンツを作成する
  3. YouTube動画採用時の注意事項
  4. 入力フォームの最適化
  5. ターゲッティング

では、ひとつずつ見ていきましょう。

レスポンシブWebデザインを採用する

レスポンシブWebデザインとは、1つのURLでスマホ対応はもちろん、予め準備していたアクセス端末の画面サイズに応じたサイトレイアウトを表示させる方法です。

その中でも比較的低コストで実装でき、且つ、ホームページのデータ量が大きくならない、いわゆる「重くならない」サイトを構築できる方法は、端末の解像度を判別しそれぞれに応じた「レイアウト・スタイル」を呼び出す方法です。

専門用語を使うと「CSS」で制御するタイプのレスポンシブWebデザインです。

レスポンシブWebデザインを採用するメリットは、スマートフォンなどのモバイル端末での利用の多いSNSからのアクセス流入時に、スマホ閲覧に最適なレイアウトのページにアクセスさせることができる点です。

レスポンシブWebデザインではなく、スマホ対応のコンテンツを準備した場合は、特にブログ記事などの最新記事投稿の場合、PC用コンテンツは準備してもスマホ対応のコンテンツを作成していないと言ったケースが多々あります。

これは、数年前流行した「スマホ専用サイト」を通常のサイトとは別に作った時に良く見られるケースで、スマホ対応の最新情報ページが存在しないため、強制的にスマホ専用サイトのトップページにリダイレクトされてしまう現象です。

例えば、通常のPCサイトに最新記事を投稿し、スマホ対応サイトには、その最新記事に対応したページが存在しない場合は、トップページに強制移動するような設定をしている場合、せっかくSNSにPCサイトの最新記事リンクを投稿しても、スマホでSNSを閲覧したユーザーは、最新記事を見つけられないという状態に陥ってしまいます。

昨今では、GoogleにPCサイトとスマホ専用サイトがあることを適切に通知していれば、重複サイトの認識は行ないませんので、過去のようなリスクはありませんが、レスポンシブWebデザインを採用せずにスマホ専用サイトを開設した場合は、最新記事をスマホサイトにもコピーしなければなりませんし、「canonical」設定を毎回しなくてはなりません。

また、場合によっては画像サイズもスマホ対応サイトの幅に修正し投稿し直さなければなりません。

これは面倒です。

また、これは極論ではありますが、今後は、せっかくPC用ページは検索結果で上位表示できても、スマホ対応ページがないばかりに、スマホでの検索結果には表示されず、顧客獲得の機会を損失してしまうというリスクまではらんでいます。

レスポンシブWebデザインを採用するなら

レスポンシブWebデザインを採用するなら、WordPressがおすすめです。

ワードプレスにはブログ機能も搭載していますし、SNSとの連携も簡単です。設定を1度だけ制作会社に依頼することはあるかもしれませんが、その後は、手間いらずでSNSに最新記事のリンクを投稿できますし、レスポンシブWebデザインでスマホ対応していますので、SNSからのユーザーもストレスなしにあなたの記事を読むことができます。

モバイルファーストな視点のもとコンテンツを作成する

「モバイルファースト」とは、モバイル端末を使ってあなたのサイトを閲覧するユーザーのことを第一に考えるということです。

昨今のインターネット事情を考えると、スマホからのアクセスがほとんどと言ったケースも少なくないでしょう。

業種やサービス内容によっては、PCからのアクセスの方が多いというケースもありますが、「モバイルファースト」という視点を盛り込むと、結果的にサイト内のユーザビリティ(操作性)を上げることにも繋がります。

モバイルファーストと言った視点を盛り込まずとも、ユーザーの操作性を意識するのは当たり前のことではあるのですが、見た目のデザインや情報量、過度な上位表示施策が蔓延してきた背景があり、最近のPCサイトの操作性はかなり悪いものが多くあると言わざるを得ません。

そう言った意味でも、モバイルファーストを取り入れ、ユーザーの操作性を上げ、顧客獲得に繋げてみてはいかがでしょうか。

コンテンツは2度アクセスされる

「コンテンツは2度アクセスされる」これは、私の書籍でもお伝えしていることですが、優良なコンテンツの作り込みを行なえば、「ながら閲覧」と呼ばれるスマホでの閲覧とは別に、同じユーザーからPCで閲覧されるという現象を発生させることができます。

このことを踏まえると、仮にPCからのアクセスがモバイルからのアクセスを含めた全体アクセスの9割り以上を締めていたとしても、モバイル検索結果に表示されないという事態を避けるためにも、レスポンシブWebデザインを採用したホームページ作成が有効になってくるでしょう。

特にAndroid端末の普及と今後のGoogleの動きを考えてみても、パーソナライズ検索がある以上、スマホでGoogle検索を行ない、あなたのサイトにアクセスさせておけば、同じGoogleアカウントにログインした状態(Gmailを使っているユーザー)なら、パーソナライズ検索機能が発動し、あなたのサイトが優先的に上位に表示されるようにもなるでしょう。

詳しい、パーソナライズ検索の活用法などに関しては、下記の書籍を参考頂けると幸いです。

「あなたも3分の1の労力で、5倍の成果を上げることができる」

YouTube動画採用時の注意点

ホームページに動画を取り入れるサイトも増えてきました。しかし、多くのサイトが、見落としている大きな過ちがあります。

それは、「動画はサイト内で観られる」と決めつけている故に起こってしまう、大きなミスです。

YouTube動画は、動画データをサーバーに格納する必要がありませんので、比較的サイトが重くなるという現象を回避してくれますし、特に難しい専門知識がなくても、YouTubeからホームページに動画を埋め込むためのソース・コードをコピーして貼付けるだけで、簡単にホームページ内に動画を表示させることができます。

しかし、スマホで閲覧しているユーザーの場合。

サイト内の動画をYouTubeアプリで再生することが多々あります。サイトから一次離脱するわけです。

これは、PCサイトでも同じ事が言え、ホームページに埋め込んだ動画の画面サイズが小さい場合、ユーザーは、動画タイトルをクリックしYouTube上のあなたの動画を大きな画面で閲覧します。

サイトから、完全に離脱するわけです。

あなたのサイトからYouTubeアプリやYouTubeサイトに移動したユーザーは、あなたが適切に指示しない限り、あなたのサイトに戻ってくることはないでしょう。

動画の最後で、そのことを伝えるか、YouTubeサイトの目立つ位置に、戻るべきページへのリンクを目立つカタチで掲載することが必要なのです。

モバイルフレンドリーを実装し、Googleから評価を得たとしても、これらのユーザー導線を整備していなければ、顧客獲得には繋がらないというわけです。

YouTube関連でもうひとつ

ここで、YouTubeの話題が出てきましたので、少しだけYouTubeのことについて、お伝えしておきたいと思います。最新のYouTubeでは、レイアウトやデザインをカスタマイズできる機能が満載です。

YouTubeマーケティングや動画戦略という言葉が聞こえてきて久しい今日では、大量の動画を自身のYouTubeチャンネルにアップしている企業が増えています。

しかし、非常に見難い…

動画が整理されておらず、ホームページに貼付けた動画がアップロードされた順番に並んでいるだけで、全くそこには顧客獲得の意図が含まれていない企業チャンネルを多く目に留まります。

最近では、インターネット上でも「文字離れ」が進んでおり、ホームページは見ないけど、YouTube内を見て、検索して情報を探しているというユーザーが増えています。

これは、「年齢、性別問わず」と言っても良いでしょう。

バスや電車の中でもスマホから伸びたイヤホンを耳に突っ込みYouTubeを見ている方をたくさん見かけるようになりました。YouTubeの視聴導線を最適化し、YouTubeだけからでもセールスが成立するような流れを作ってみてはいかがでしょうか。

入力フォームの最適化

近年、スマホから通販サイトにアクセスして購入するケースが増えています。サービスによっては、クレジット決済だけではなく、携帯料金として支払いが可能なものまであります。

しかし、入力項目が多いばかりに、これだけ売りやすくなったスマホ市場での顧客獲得機会を逃しているケースは少なくありません。

特に無駄な入力項目の例としては「生年月日」。

年齢認証が必要な物販でない限り、生年月日は商品購入と直接的に関係ありません。

商品購入とアンケートを一緒に行なっているケースも多く見受けられ、とても面倒くさいスマホ対応の通販サイトにあたったことが何度かありますが、大抵こういった企業のオペレーションは、購買者を不愉快にさせるくらい面倒な対応が行なわれます。

まずは、買わせろ!

そして、商品やサービスを気に入ってくれている方にだけ、アンケートに協力頂けば良いのです。

私の大好きなマーケターさんもよく言います。

「さっさと売れ!」

あなたの商品やサービスを購入するのに、事前にアンケートに答えない人は、顧客になる資格がないのでしょうか。

きっとそんなことはないはずです。

あなたも、顧客アンケートをとりたい理由は「リピート販売」に繋げたいからではないでしょうか。

リピート販売のことを考えるのなら、「さっさと売れ!」

そして、リピート販売の前にアンケートを実施し、アンケート内容に沿ったリピートセールスを行なえば良いのです。

ターゲッティング

最後に、ターゲッティングを挙げていますが、ここが一番重要です。

誰に向けて、情報を発信するのか。ここが明確でなければ、例え低コストでレスポンシブWebデザインを導入しモバイルフレンドリーなホームページが出来上がっても、それは「システム的」なものに過ぎず、顧客獲得には繋がらないでしょう。

上位表示して、アクセスが集まったとしても、売上に繋がらないという結果が待っているだけです。

そのホームページは、新規顧客獲得がメインなのか

そのブログ記事は、検索結果からのアクセスを望んでいるのか?それとも、SNSから?はたまたメルマガから…

それは、営業先で見込み顧客に見せるためのコンテンツですか?

それとも、オペレーターマニュアルとしても利用するページですか。

これらコンテンツひとつひとつのターゲッティングができていなければ、アクセスは垂れ流されて終わるだけなのです。

詳しくは、下記をご覧ください。

コンテンツ・マーケティング