モバイルユーザーを意識したネット集客

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モバイルフレンドリーとネット集客

モバイルフレンドリーに関しては、先のコラムでご紹介したが、ここでは、代表的なモバイルフレンドリーなサイトを紹介し、解説。そして、このサイトには多大なシステム開発の費用が投じられていることが考えられるため、どのような選択肢をチョイスし、自社のリソースに最適化させていくかをお伝えしていきます。

モバイルフレンドリーに関するコラムはこちら


cookpadに見るモバイルフレンドリーとモバイル戦略

 

参照サイト:http://cookpad.com/

上記は、皆さんもご存知、人気のレシピサイト「cookpad」です。

左画像が、モバイル専用ページで右側が通常のPCでアクセスした場合のページです。

このサイトは、レスポンシブWebデザインで設計されておらず、アクセス端末を認識して、それぞれに対応したコンテンツを呼び出すようプログラム制御されています。

cookpadの戦略が秀逸なのは、まずトップ画面の違いを見ることで掴める。

スマホ対応したページでは、即座に次のページにナビゲートすることと、既に会員登録しているユーザーに対し「ログイン」を促しているのが分かるのに対し、パソコン用のページでは、ユーザーに郵便番号を入力させ「特売情報」を無料で提供し、アクセス者の満足度をあげることに注力している。

この先のプログラムがどのように働いているかは、調べることができないが、入力された郵便番号は蓄積され、データとなりこれらを活用して、広告出稿への足がかりに繋げているとも考えられます。

2回目以降のアクセスでは、この「地域特売無料情報」を受け取るパーツは表示されなくなり、ページをスクロールすると「おすすめレシピ」「ニュース」「おすすめの話題」とコンテンツが並び、比較的滞在時間が長いユーザーへのアプローチを意識しているのが分かる。

それに対しスマホ対応のページでは、「サービス一覧」を示したメニューボタン「myフォルダ*」「最近見たレシピ」と続き、広告が表示される。次いで、会員限定のプレミアムサービス。(*「myフォルダ」は無料会員登録が必要)

このことから見ても、比較的アクセス時間が短いユーザーを想定し、素早く希望のコンテンツにたどり着くように設計されている。

では、下層のページではどうなっているのか見てみよう。

モバイルフレンドリーとモバイル戦略のLPO

LPOとは「Landing Page Optimization」の略で日本語ではランディングページの最適化と訳されます。ランディングページとは、多くの場合、インターネット広告をクリックした際にランディング(到達)する「セールスページ」を指して、「ランディングページ」または「LP」と言われますが、厳密には、セールスページだけを指してLPというのは、戦略の幅を狭めるため、妥当とは言えません。

特に、今回解説しているcookpadの事例を見ても分かる通り、ここでは、検索エンジンから、サイト内の検索結果ページがGoogle検索で上位表示するようSEOされ、スマホ対応ページとパソコン用ページといったユーザー特性を考慮したLPOが実装されていることを学ぶという観点からも、【セールスページ=LP】といった狭義で解釈するのではなく、ユーザーのアクセス経路を設計し適切なコンバージョンフローを構築するためにも、全てのページが、どのようなコンテンツを経由してランディングするのか、または、ランディングさせたいのかを考えるフレームワークが必要になってきます。

それでは、cookpadの下層ページのLPOを見ていきましょう。

 

(上記は、Googleで「ひな祭り」と検索した結果からアクセスしています。「ひな祭り」での検索結果は1位にWikipedia、2位にcookpad内で「ひな祭り」と検索した結果のページ)

やはりここでも、レスポンシブWebデザインではなく、ユーザーの滞在時間を考慮した、スマホ対応ページが準備されているようです。

巧妙なのは、スマホ対応では、ユーザーの滞在時間が短いことからも、早急にユーザーが望んでいる「レシピ」情報を提供するためにも「一番人気のレシピ」をファーストビューで提示し、有料会員への引き込みを目指しています。

これに対し、パソコン用ページでは、有料会員へ誘導するバナーはありますが、それほど目立たず、「新着レシピ」が3件掲載され、こちらの画像に目が行くような設計になっています。

更に、スマホ対応の次コンテンツを見ると、検索したレシピに関連した食材の特売情報に繋げているのに対し、パソコン用ページでは、新着レシピの上部に同様のテキスト主体のバナーがあるものの、全く目立たないという特徴がありました。

このように、モバイルフレンドリーを実装する場合のキーワードとなる【スマホ対応】は、突き詰めればレイアウトや表示速度といったシステム的な対応に終わることなく、【スマホユーザー対応】を意識した、設計が成功への鍵を握っています。

しかし、「ひな祭り」といった単体キーワードでの上位表示、そしてそこからのLPO。更にはスマホユーザーの特性とパソコンからの閲覧ユーザーの特性を考慮したコンテンツの振り分けには、高度なデータ解析スキルとそれを実装するための技術コストが必要になってきます。

そうは言うものの、コストを押さえたモバイルフレンドリー、【スマホユーザー対応】が不可能かと言えば、そうではありません。

それでは、本日最後のコラムでは、コストを抑えたモバイルフレンドリーと単なる機械的な【スマホ対応】にとどまらない戦略をご紹介いたしましょう。

モバイルフレンドリー実施時のポイント

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