上位表示とアクセスの関係

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アクセスアップと上位表示

上位表示対策、いわゆるあの手この手で行なわれるSEOですが、昨今「アクセスが多いサイト程、上位表示しやすい」という鶏卵的な話を耳にします。アクセスを増やしたいから上位表示対策をするのに、その上位表示を果たすためにはアクセスが必要と言われても堂々巡りな気がして、何から始めたら良いのかよくわからない!というご相談も最近よく寄せられます。

調べてみると翻訳型SEOコンサル(海外のSEO記事を翻訳することが主な業務の人)やそれを鵜呑みにしている引用型SEOコンサルの見解は、「アクセスの多いサイトが上位表示しやすい傾向にあるのでページ数の多いサイトを作りましょう」というものがほとんどです。

ページ数の多いサイトというのは色んな部分で有利ですので、そう言ったサイトに育て上げることは賛成です。

しかし、私の経験則から来る感覚はちょっと違います。

冒頭の「アクセスの多いサイトが上位表示しやすい傾向にあるのでページ数の多いサイトを作りましょう」の後には、漏れ無くと言っていい程「月間1アクセスしかないページでも、そう言ったページが1万ページあれば」といった話が続きます。

そして、大抵そう言ったことを言っている方は記事代行サービスを行なっています(笑)

この考えで行くと、サイトの評価というのは各ページに割り当てられたページの評価点数を足し算していくものと考えられていますから「チリも積もれば山となる」の理論です。

実際にこの理論がページの評価、ひいては検索上位表示に影響しているのなら、ワードサラダ(プログラムがテキストを吐き出すシステムで文章的に日本語になっていないことも多い)的サイトは未だに効果があると解釈されるべきなのです。

私はワードサラダ的ホームページは現在ほとんどの場合において上位表示できないと感じていますし、リンク元のサテライトサイトとしても意味のないものと考えています。

ですから、私のサイトの評価に対する考えは以下の通りとなっています。

サイトの評価方式(仮説)

  • ページの価値が1点のページと2点、3点、5点のページで構成された4ページのサイトは
    【1x2x3x5=30点】
  • ページの価値が1点しかないページで構成された10ページのサイトは
    【1点の10乗=1点】
  • ページの価値が0.1点しかないページで構成された同じく10ページのサイト
    【0.1点の10乗=0.0000000001点】

この場合最も最初に加点される「ページの価値」というのが何から決められるのかということが大切になります。

おそらく、それは一定数量以上のアクセスだったりリンクだったり、SNSからのアクションだったりと多岐にわたるでしょうし、そのページが生まれた時期と現在までの時間の流れやそれに関わるアクセスの変化などが関連してくると考えることができます。

そこまで掘り下げていくと、コンテンツのバリュータイムという考え方が必要となってきます。どう言うことかというと、その情報が有益だと認められる時間の長さもSEOの軸としても抑えておくべきことではないのかということです。

SEOの大前提に「新鮮でオリジナリティのある情報」と「長年にわたり信頼される情報」の双方を加味していなくてはならないと言ったようなものがありますので、同一のキーワードにおいて頻繁にページが追加されるものや、検索ボリュームにムラがあるもの、リアル社会において情報の入れ替えが激しい内容に付随するキーワードに関してなど、優先されるアルゴリズムが異なるということも考えられますし、メルマガでもお伝えした通り、サイトを作成する場合のSEOと一定量のアクセスを確保するまでのSEO、そして一定量以上のアクセスを確保した後に行なうSEOでは、異なった軸のもと設計しなければ、何一つ説明できるものではないということが分かってくるわけです。

この3つの時期に対して、私がどのようなことを心がけてコンテンツを作成しているかと言うと次のようになります。

サイト作成時のコンテンツSEO

検索エンジンはインターネット上のコンテンツをくまなくクロールするために、できる限り価値の薄い情報は除外するようになってきています。また、それまで存在しなかったURLを検索エンジンが見つけるには時間がかかるとも言われますし、新たなコンテンツにどれだけのオリジナリティ溢れる価値があるのか、また今後このサイトを追跡する価値があるかどうかを判断するために厳しい調査が行われますので、インデックスされるまでに時間がかかります。

このため、サイト作成時には「オリジナリティ溢れる」「比較的長い期間有益とされる情報」を数多く作成します。

特定のキーワードで上位表示を狙うのなら「数多く」は「ライバルサイトよりも多く」もしくは「ライバルサイトよりも圧倒的に多く」となります。

サイト公開初期のコンテンツSEO

サイトがインデックスされたあとはTOPページから順にページの再評価が行なわれている時期だと感じています。検索エンジンが、あなたのサイトをindexさせる際に「今後追跡価値のあるサイト」と判断した場合は、次に「どの程度(検索ユーザーにとって)重要か」ということを評価し始めると考えますので、サイト作成時に盛り込んだ「オリジナリティ溢れる、比較的普遍的な情報」に付随する最新情報や詳細情報が必要とされます。

実際のお店をオープンさせる際には、商品を揃える必要がありますし、オープンした後なら新鮮なネタや新商品が必要ですし、色違い商品やサイズ違いも必要になるでしょうから、webサイトも同様に、オープン当初は一定数以上の顧客(アクセス)を確保するために、情報発信が必要になります。

しかし、この時期の情報発信には2通りあります。1つ目は今お伝えした通り「新しいコンテンツ」を作る情報発信で、2つ目はサイトの作成時に揃えたページを再評価させるための検索エンジンへの情報発信です。私の場合、これをSNSを利用して行ないます。各コンテンツに掲載した「いいね!」を増やす作業だったりGoogle+の「+1」を増やす作業だったりです。(ただ、現在Google+をSNSとして活用しているユーザーの行動が情報への評価としては行なわれていないので、派手には行なっていません。また、それだけ「+1」という評価がGoogleの中でも曖昧なのではないかと考えています)

上位表示した後のコンテンツSEO

先にお伝えした「一定以上のアクセスを確保」というのは、「初めに目標としたキーワードで上位表示を果たした」という言葉に置き換えて頂いても差し支えありません。この時期に来ると追う立場から追われる立場となりますが、そんな小さなことを考えるよりも「権威あるサイト」として引用されること(リンクされること)を意識した情報発信が重要になってきます。

言い換えれば、主としていた情報からの派生情報も有効ですし、より具体的な情報が必要となります。言い換えると、これはユーザーの購買行動とも良く似ています。新しいお店ができただけでは何のお店か分かりませんので、「何のお店かを知るために」好奇心おう盛な層が来客します。しかし、この状態では売りえ実に繋がるかは未知数です。

次にお店に看板を出したりポップをおいたり、ショーウィンドウを飾ったりすることで、「それに興味がある層」が来客します。こうなると売上に繋がる確率も上がります。

ニーズにあった来客があっても、あなたが揃えたその商品群の中からそのお客様が自分で必要な商品を探し出し買っていく層というのは限られています。そのために接客を行い、より具体的なニーズなどを聞き出し、そのニーズにあった商品情報をその方に提示することで購入に至る層は増えていきます。

ネット集客的に言うなら「ロングテールキーワード」からの薄いアクセスを集めるということになります。

このような3ステップを踏まえることで、単純に「アクセスが多いサイト程、上位表示しやすい」といった鶏卵的な話に惑わされることなく、的確なコンテンツSEOをサイトの成長軸に合わせて取り組むことができるわけです。

アクセスをたくさん集めたいから上位表示を願い、それをかなえる対策を施すのに、上位表示をかなえるためにはアクセスが必要といった堂々巡りの話になり、だったら公開当初はリスティング広告をバンバンやれば上位表示するのか?!という話になります。

実際にその検証は行なっていませんが、逆にリスティング広告を一切やらずに2014年の1月以降上位表示させたサイトはいくつもあります。

そして、その方法が、先にお伝えした3つのステップに沿ったコンテンツSEOであり、重要なのはサイト公開直後の2通りの情報発信だと私は考えています。

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このページの抜粋記事(ディスクリプション:検索した際にタイトルのしたに表示される文章)に記載した「上位表示にアクセスは十分条件ではありますが必要条件ではありません。」という事例は、上のボタンから進んだメルマガのバックナンバーに掲載してあります。

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堺ブレイザーズ(旧新日本製鐵バレーボールチーム)を引退後、様々な職業経験を積んだのち2010年に起業。ネット集客サポートのほか、ホームページの自社作成&自社運営の指導(企業内WEB対策チームの養成)を行う。この公式ブログでは、WEB活用だけでなくマネジメントや働き方改革、選挙と政治など様々なジャンルの情報発信を行っている。2018年9月から自ら働き方改革を始め、派遣の港湾労働者として現場の働き方改革の体験を始めている。 10数冊の著書があり、自らも出版事業を始め"WEBと出版をつなぐ新たなカタチ"を導入したコンテンツ・マーケティングを提供している。